ビールは液体のパン!?キリスト教とビールの切っても切れない関係〜トラピストビール

こんにちはゆーすけです。
ビール飲んでますか!?

私たち日本人からすると、宗教とビールは無関係のように思いますが、実は深〜い関係があるんです。
それはどんなものなのでしょうか?

今日はそのお話です。

キリスト教とビールの関係


キリスト教と言えば、宗教の中でも信者数No. 1!全人口の約3割がキリスト教徒と言っても過言ではありません。
その中でも、カトリックは伝統性を重んじ、厳しい戒律を定めているところもしばしば。

なのにビールを造る所があるなんて信じられます!?
これには理由がありました。

水分補給として造られ始めた?


かなりの昔、ヨーロッパでは綺麗な水の確保がしにくい状況にありました。
そこで、発酵や熱処理を加えて造る保存性に富んだビールやワインは非常に重宝され、醸造され振舞われてきた過去があります。
これは以前書いた、セゾンスタイルのビールに似通っているところもありますね。記事はこちら

現存する最古の醸造所はドイツにある!


修道院で造られるビールに限らず、すべてのビール醸造所の中で世界最古のビール醸造所は、ドイツにある「ヴァイエンシュテファン修道院」。なんと1040年からビールを醸造しているという記述が残っているそうです。
その頃日本はなんと“平安時代”!!
現在では、世界最古の醸造レシピをもとに、近隣大学と協力し、世界でも最新の醸造科学に基づいてビール造りを続けているそうです。

日本でも”トラピストビール”人気が!


トラピストビールとは、キリスト教の中でも特に厳しい戒律を求められるトラピスト会派で造られるビール。現在では11の修道院がトラピストビールを名乗ることを許されています。日本で飲めるのはその中でも6種類。
上面発酵ビールで複雑な味わいが特徴ですが、トラピストビールと一言でまとめてしまうのは忍びないほど様々な味わいが楽しめます。(そもそもトラピストビールはスタイルではなくアビィスタイルの中の一つと考えます。アビィスタイルについては別記事参照)
誰でも知っている”シメイ”や、歴史に埋れていた”ロシュフォール”などが有名ですが、近年のクラフトビール人気のおかげかスーパーのリカーコーナーでも見かけることが多くなってきました。飲み比べると同じスタイルなのかと思うほどに違う味わいです。

液体のパンって?


修道院では、もともと自分たちが飲んだり、来訪者に振る舞うためにビールを造っているんですが、修道士はなぜ飲んでもいいのでしょう?
それは昔、ある修道士が書籍の整理をしていたところ、
「断食中であっても液体を飲用することは戒律違反ではない」
との文言を見つけ、その”液体”を”ビール”と解釈したことに始まると言われています。

なんて都合のいい、、、

しかし修道士が飲むには色々なルールが定められており、それを破るととんでもない罰則が待っているそうです。

パンと同じ麦を主原料とするビールは、保存性もあり栄養価もあるので修道士たちが断食中に水分補給と栄養補給に飲んでいた。そのために「液体のパン」と呼ばれるようになったのだとか。

修道院ってお金稼いでいいの?


そんな疑問も出てくるかと。日本でも飲めるということは、少なからず利益が出ているはず。
もともとビールを一般に販売するのは、修道院の利益にするためではなく、維持運営していくための必要経費を稼ぐため。使用用途は院の修繕など。余った利益分は、慈善事業に当てているそうです。
現在でも一般流通をさせずに、お金が必要になった時だけ一般販売をしている修道院もあります。

ビールは液体のパン!?キリスト教とビールの切っても切れない関係〜トラピストビール

キリスト教とビールは意外なところで密接な関係を持っていたんです。
昔は、パンを焼きそれを用いてビールを造っていた、という話もありますから、「ビールは液体のパン」というのもあながち間違いじゃありませんね。

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